障害教室 | 社会福祉法人ビタ・フェリーチェ

  
障害教室
11月1日(金)に愛宕小学校で、11月12日(火)と14日(木)に平田小学校で、小学3年生の児童を対象に、トライアングル職員4人が障害に関する授業をしてきました。12年前から始まったこの取り組みは、現在、愛宕小学校、平田小学校の2校から依頼を受け、実施しています。

 
まずは、アイマスク体験による、視覚障害の疑似体験。
児童二人がペアとなり、アイマスクを着用した児童を、もう1人の児童が手を引き、声を掛けながら移動の支援をします。子どもたちは、アイマスク体験を通して、目の見えない人にとって移動はとても大変な事だと実感したようです。
また、声掛けをする中で、「平均台がもうちょっとで終わるよ。あ!『もうちょっと』って分からないか。」と、介助者の声掛けとして抽象的な表現を避ける等、様々な配慮が必要だと実感したようです。

 


 
次は、写真パネルを用いて障害に関するマークや配慮のための工夫に関するクイズ。
点字ブロック、優先駐車場、車いす専用改札口、多目的トイレ、オストメイト用トイレ等、岩国市内の実物を写真で提示し、どこに障害のある人に対する工夫や配慮があるか、というクイズを出しました。
答えの分かった人、と問うと、「はい!はい!」と元気良く手を挙げて、答えてくれる子ども達がとても印象的でした。

 


 
3つ目は、手作りの紙芝居の朗読。身体障害のある利用者さんの半生を描いた物語です。
今まで長らく使用していた紙芝居がボロボロになってきたので、今回の障害教室のために、絵を描き直しリニューアルしました!絵を描いたのは、トライアングル職員・・・ではなく、絵が得意な、よこやま工房の利用者さんです。温かみのある絵で、子ども達にも大好評でした。

 


 
最後に、東日本大震災の話をして、福島県の就労継続支援B型事業所からの「手作りのボールペンとお菓子」や、実際の紙芝居の題材となっている利用者さん手作りの「ビーズのブレスレット」を子ども達にプレゼント!
子ども達のために、たくさんの人たちが協力して手作りのプレゼントを沢山用意してくれた事を披露すると、子ども達は満面の笑顔を見せてくれました。

 


 
障害教室を行う中で、目を真ん丸にして、一生懸命話に耳を傾けてくれる子どもたちを見ていると、この子達が担っていく日本の将来は明るいなと感じさせられます。
これからも障害教室を続け、義務教育の中でしっかりと障害に関する知識を深めるお手伝いをしていけたらと思っています。
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