ビタ・フェリーチェ研修会 | 社会福祉法人ビタ・フェリーチェ

  
ビタ・フェリーチェ研修会
令和8年9月25日(金)、法人の研修会を開催いたしました。今回は、福岡県糸島市にある一般社団法人てとて代表・全国精神障害者地域生活支援協議会理事である村上大作氏を講師にお招きし、『自分が支援者として大切にしていること、忘れてはならないこと。~グループホームてとての活動を通して~』をテーマに、1時間の講演、1時間のグループワーク、そして1時間の全体討議を行いました。



研修会では、村上氏が運営するグループホームてとての実践を交えてお話しいただきました。村上氏は「食は人なり(単に体を作るための食事ではなく、何を食べるか、どう食べるか、誰と食べるか、どんな気持ちで食べるかがその人自身を映し出すという考え方)」という理念を大切にされており、季節の料理や地元食材を使った料理、スタッフが1品ずつ持ち寄ったお節料理などを「美味しくなあれ」と思いを込めて届けていらっしゃるそうです。

【元旦おせち】



 
【糸島食材のメニュー】



また、近年の障害福祉サービスの現状として、営利目的の事業所が増加し、障害者総合支援法も複雑化しています。村上氏は「制度の枠にとらわれた支援だけでは支援者も楽しくない。そして、メンバーはもっと楽しくない。法制度は関係あるが、制度外での支援こそ数多くあり、そこを担っていくことこそが重要である。困りごとを解消・解決すること以上に、一緒に困り、横に寄り添うことが大切だ。そもそも福祉制度のために仕事をしているのではなく、社会福祉を実践しているのだ。制度では状況が改善されない人や困っている人がいて、そこを何とかする!(しようとする)ことが社会福祉だ。」と力強く語られていました。

最後に、てとてが大切にしている『3Kの理念』をご提示いただきました。
  • 1K:利用者に「感謝」する
  • 1K:利用者に「共感」する
  • 1K:いつでも「謙虚」であれ
日頃、事業所のメンバーと関わる中で、支援を提供する側/受ける側、作業の指示をする側/動く側、工賃を渡す側/受け取る側という関係性から、気が付けば自分自身が優位に立っているような錯覚に陥ってしまう場面は少なくありません。全体討議で、

あるスタッフが「私は昔、メンバーとして50円の時給でやっていた。それでも頑張ってこれたのは、スタッフが優しかったから。今、スタッフになって思うことは、メンバー(当事者)を点数やお金、カウントとして見ないでほしい。人間として向き合ってほしい。ハートをしっかり持って接してほしい。」という発言がありました。福祉の本質を見つめ直す、非常に貴重な時間となりました。

村上さん、本当にありがとうございました。
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